看護師として、病気や障がいと向き合い在宅で人生の最後を迎えようとしている方が、その人らしい生活を行う為にサポートを行っています。また、療養上のお世話や他職種の連携を行っています。

入職して数年が経ち、初めて末期の癌の方を受け持たせて頂いた方が本当に家族想いの素敵な方でした。日増しに状態が悪くなる中でも、ケアの中で『ありがとう」と感謝の言葉や逆に体を気遣って下さったり、逆に子育ての悩みを解決して頂いたりと、スタッフと他職種の方と誠に一生懸命に取り組んでいました。訪問看護師として出来る支援とは何か？だけではなく、人間性についても学びの深い訪問となりました。亡くなられた今でも、ご家族と笑顔で写った写真は、私を初心に帰してくれる大切な思い出です。これからもその気持ちを忘れずに丁寧に支援に努めたいと思っています。

以前は病院、クリニック、保育園等子供達の成長に応じて働き方を変えてきました。その中で在宅生活の支援に興味を持ち転職。試用期間中、限りある時間の中での支援に初めは悩みましたが、上司や先輩方が同行して頂き、悩みを相談できる体制がある事、子供が急性扁桃炎で長く入院した際も、温かい言葉をかけて下さりフォローして頂けた事が決め手となり、現在まで勤める事が出来ていると思います。

利用者様は心身の健康と在宅生活に不安を抱えておられます。療養の生活をサポートする上で不安に思っていることをしっかり聞き、受け止め、なるべく意向に沿った形で解決できるよう努めています。利用者様とご家族が安心して笑顔で生活できるように心がけています。

仕事の事で困っていないか、利用者様の事で不安はないか、長年勤務していても、上司や先輩方が気にかけてくれます。また、自身の体調や子供の事も相談しやすく、フォローしてくれる仲間がいます。そんな仲間がいて働きやすい環境が生まれる事で、利用者様に笑顔で接する事ができると思っています。
働き方も私自身が自転車、バイク、車であったり、パートから常勤、社員になりましたので、選択肢が多い事も魅力の一つではないかと思います。